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読書を楽しむ「恒川光太郎 私はフーイー」

032.JPG                                       フーイーと名乗る若い女性が屋形船で島に漂着した                                  なんでも海の向こうで暮らしていたが、戦争があり、                               国を追われ、逃げてきた異国の女で島の言葉は通じなかった                                  村人たちは船を陸に引き揚げ、女の手当てをした。                                          女は島のあちこちに現れ、島の言葉をおぼえ、島民も馴染んでいって、                                       その存在を受け入れるようになった。                                         フーイーは変身することができた。あるときは猫に、あるときは鷺に。                            鷺に変身したのは集落から男の子が消えてフーイーが捜索を頼まれたからだった。                           男の子は猪の頭を干して作った面を被った男に捕まっていた。                                琉球藩士が捕まえ首を刎ねた。                                       フーイーは島の男と夫婦になり男の子と女の子を授かった。                                   こどもができると変身しなくなった。                                                こどもが6歳と8歳になったときに白蛇に噛まれてフーイーは亡くなったが、                          それから50年後に甦った。                                           北の集落に住む7歳の女の子が「私はフーイー」だといい始めた。                                       そのフーイーが亡くなった50年後に東の集落で10歳の少女が「私はフーイー」                               と小さく呟いた。                                                   沖縄を舞台にした怪談は不気味すぎる。


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