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読書を楽しむ「ハサン・ブラーシム 死体展覧会」

DSC04348.JPG                           イラク出身でフィンランド在住の作家                                                 少年時代をクルド人地域で過ごしたが政府からの圧力を感じ                                    2000年イラクを出国                                          人を殺し、その死体をいかに芸術的に展示するかを追求する謎の集団。                               その幹部である「彼」は、新入りエージェントの「私」に心得を説く。                                「我々は狂信的なイスラーム集団ではないし、非道な政府の手先でもない」。                             そして「彼」は、〝陳腐な人道的感情〟に感染したあるエージェントの                                 末路を語りだす……。                                               (白水社商品紹介より抜粋)                                            幹部である「彼」は最初に、<耳なし>という優秀なエージェントの                       殺しの話をしてから、コードネーム<釘>の話をした。                                          「彼」はこれまで自分の行いを正当化するために退屈な本を山ほど読んでいた。                                <釘>は、陳腐な人道的感情に感染した腰抜けで、他人を殺して何の利が                                 あるのかと疑問を抱いていた。                                    だから<釘>は自らの手で死体を作らずに遺体安置所にある遺体を                             レストランに展示したがそれがバレて組織の責任者に処分された。                            イラクの暴力で命を落とした人々を題材にした短編集は悪夢の世界である。                                         暴力と恐怖の話はリアルで目をそむけたくなる。


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