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読書を楽しむ「町田康 ゴランノスポン」

002.JPG                                   ご覧のようにスポンと落ちる                                                       ベッドから抜け出すとワンルームの部屋は散らかっているが人間なんて、                           そもそもがとっ散らかった存在だ。                                       今日の僕は、バイトを休むということを確実にやっている。                              今晩、ライブをみにいく。ドクさんのProfound Numberをみるたびに、                                      僕は僕が昨日の僕に確実になにかが加わった僕がそこにいるのを感じる。                                  ライブ会場で友だちと会って、ライブが終わってみんなで居酒屋に転がっていった。                          みんなの話を聞いて僕はうれしくなってしまった。                                         僕の精神はいい感じで、このいい感じを感じながら過ごしていたら電話が鳴って、                              友人のひとりが亡くなったという知らせだった。                                    告別式に出て読経の代わりに友人が好きだった音楽が流れた。                              それは友人の遺作のデモテープだった。                                    僕らは最高だった友人の思い出話をしながらバスに乗った。                                      商店街を抜けて、スラム街のようなところを通り、遮断機の下りた踏切で停まった。                           火葬場に着いたのではなかった。30分経っても踏切は開かなかった。                                 バスの中はぎゅぎゅう詰めで、待つうちに社内の空気は耐え難いものになった。                                  金さえあれば誰がこんな思いをするかと思い、                                  誰がこんな奴らとぎゅうぎゅう詰めになるか思い僕は絶叫した。                                         いっせいに罵り合いがはじまり、殴り合い、ゲロを吐くものまででたが                                踏切は開かない。                                                   ライブ好きな仲間がいてサイコーサイコーって生きているがみんな貧乏で                                 なりたかった自分になれず、ライブ好きだけじゃどうしょもないという現実が                          一気に噴き出した。そんな感じのタイトルかなぁ。