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読書を楽しむ「加藤秀行 キャピタル」

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須賀はコンサルティングフォームで1年間の
一時休暇を取った
会社からのご褒美だった
そして、バンコクに滞在していた
須賀のフォームの先輩で転職した高野から
採用予定のタイ人の女性アリサが急に辞退を
申し出たので、その理由を確認してくれと
頼まれた

コンサルティングファームとは、企業の抱える課題に対して意見を求められ、
解決まで導く企業のことで、そこで働くコンサルタントには高いスキルと
問題発見・解決能力が求めらる。
capitalの意味は、資本。

高野先輩からの情報では、アリサは不運な交通事故に遭ったらしい。
内定辞退のメールが届いた後、連絡が取れなくなった。
先輩からアリサの履歴書が届き目を通した。
経歴は完璧だった。書類に記された携帯に電話をかけてみたが繋がらない。

須賀は病院の住所を調べ、見舞い品を持参しアリサを訪ねた。
高野の代理で偶然に休暇でバンコクにいて仕事を依頼されたと告げた。
須賀はアリサに自己紹介した。アリサは高野との関係を教えてと言った。

翌日もふたりは会った。
アリサは須賀に「私自身、答えが出ていない」と言った。
須賀は「答えが出ていないのなら何故断りの決断をしたのか」訪ねた。
アリサは「直感よ」と言った。

須賀はアリサの家族のことを聞いた。
彼女の両親は小売の商売からはじめ不動産事業に転換して成功していた。
上場企業のオーナー一家だったが父を病気で失い、母と姉は交通事故で
亡くしていた。彼女はひとりだった。

須賀は高野に報告をした。
交通事故に遭って入院しているが致命的な事故ではなく、今は車イスだが
数週間すれば松葉杖で歩けるようになり日常生活に戻れると言った。
実家は事業を持っていて、上場もしていることも伝えた。

須賀はアリサと会って、再度理由を確認した。
何故戻ろうとしないのか、その理由としてしっくりくるものがないと言った。
アリサは、東京へ行って高野に直接話すと言い、連れて行ってと言った。

先輩は彼女の会社を将来買収しようと考えていたかも知れないと須賀は
仮説を立てた。
コンサル会社で働くものならば、このくらいのことを考えているということになる。
読書で勉強になったことは、必ず何かを貸すビジネスは資本効率がよく、
自分で何かをはじめるビジネスは非効率だということだった。


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