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映画を楽しむ「フラガール」

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泣きたくなくても、泣いてしまう

舞台が昭和40年代。福島県いわき市。
映画は炭鉱夫と会社側のリストラの説明会から話がはじまります。
4000人の職が失われようとしています。
石炭に代わるエネルギーが開発され炭鉱閉鎖が行われていた時代です。
会社では、500人の雇用を守るためにハワイアンセンターで
目玉にフラダンスショーをやろうと目論んでいました。

募集のポスターがバス停近くの掲示板に貼られていました。
少女がポスターを見て応募を考えます。そして友達を誘います。
ふたりは炭鉱の実情を知っていて先がないこともわかっていました。
東京からダンス教師を招いて審査を行いました。
教師の名は、平川まどかといいます。現在70歳の実在の人物だそうです。
応募した少女に集会所でフラダンスの画像を見せ説明しますが
肌を露出するということで大半のひとが辞退しました。
肌の露出が許されるような時代ではなかったのです。特に田舎では。

結局4人のひとが残りました。
まどかは応募者にダンスを踊らせますが誰一人素質がありませんでした。
まどかは、借金の取立人に追われていました。
炭鉱で働くひとは炭住という共同住宅で暮らしていますが暮らしは豊かでありません。
そして炭鉱の閉鎖で男達は職を失います。
親の失職で少女たちは働くことを余儀なくされます。
そして少女たちはフラダンスをやることになります。家族のために。
まどかも素質のない少女を自分の言った通りにやるという条件で指導します。
ダンス教師と少女たちの交流が涙を誘います。
炭鉱の町から抜け出そうとする少女の思いがハートに突き刺さります。
昭和の時代の人々の連帯ということも思い出されました。
そのくらい映画を観ていると泣きたくなります。

特別に有名な俳優が出ている訳でもないのですが、思わず映画に引き込まれます。
映画は、これでもかこれでもかと泣かせるシーンを連続させます。
まどかは、男風呂の中で喧嘩もします。豊川悦司さんも全裸です。
女性の弱さも強さも充分に伝わります。
ボンネットバスが登場します.
板の間のダンス練習場も出ます.
のどかな田園風景もでます。
なつかしい風景を見ることができます。

昭和のよき時代の一風景を観たいひとにはお勧めです。

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