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GW「演劇 紙屋町さくらホテル」

演劇を観ると言う機会はなかなかないと思います。
どこで何をやってるかまず知りません。
チケットの入手方法も知りません。
普段の生活の中に演劇というものが存在しないからです。

こんな訳ありの夫婦が演劇を観る機会を得ることができるのは
劇団に所属している友人がいるからです。
友人は、年に1回手紙をくれます。
中には演劇のパンフレットが数枚入っていて自分の劇団の演劇を
強く勧めます。
だからと言ってほかが観たいと言ってもやさしく対応してくれます。

今回、奥方が観たいと選んだものが「紙屋町さくらホテル」です。
友人に電話をしてチケットの入手をお願いしました。
この演劇は人気がありチケットの入手が難しいと言っていましたが
数日後に送付されてきました。

当日(5/5)は、東急田園都市線の中央林間駅から電車に乗り
青山1丁目で大江戸線に乗り換え六本木駅に着きました。
出口6番を出ると目の前が俳優座劇場でした。

最終日で13時から開演のため昼食を食べることができないので
近くのコンビニでおにぎりとお茶を購入して入場しました。
座席は舞台から7列目の通路側で比較的良い席でした。

舞台は、軍服を着た将校と刑事みたいなひとが机を隔てて対峙しています。
場所は、警察の取調室のようです。
軍服を着たひとが自分は戦犯なので逮捕してくれと言っています。
刑事みたいなひとは連合軍の総司令部の職員でした。
時代の背景は、終戦末期みたいでした。
職員と将校は顔見知りであることが話が進むとわかります。
職員は将校のことを知っているので、あなたは戦犯ではないと言います。
そして、ふたりは自分達が知り合いになった広島の「紙屋町ホテル」の
ことを思い出すのでした。

舞台から歌声が聞こえてきます。
誰かがピアノを弾いています。
歌は「すみれの咲く頃」
ホテルで歌の練習をしているひとが数人見えます。

紙屋町ホテルでは名優の丸山定夫と女優の園井恵子を迎えて移動演劇隊
さくら隊を結成しようとしています。
女主人は日系2世でスターふたりを含んだ6人で練習をしていました。

ここに軍服を着た将校がくすり売りだと言ってホテルに入ってきます。
また職員が傷痍軍人だと言ってホテルに入ってきます。
最後に広島の特高刑事が女主人の監視だと言ってホテルに入ってきます。
この3人は訳ありな人物でした。

名優が将校と職員と特高の刑事をさくら隊へ入隊させます。
そして9名での練習が始まります。
演じる出し物は「無法松の一生」です。
スターふたり以外は、素人のため大いにその迷演技でひとを笑わせます。

将校は天皇の密使で戦争末期の国内の情勢を調べていました。
職員は、陸軍の密使で将校の動向を調べていました。
陸軍に不利な報告をするようなら将校を殺すつもりでいました。
特高の刑事は、女主人が日系2世であることより国内で反乱を起こさないように
監視していました。女主人にそのような気がなくても時代がそのように思わせて
いました。

紙屋町さくらホテルは、3日間のさくら隊の出来事を空襲警報などの
鳴る広島のホテルを舞台にしたものでした。

テーマは、戦争と戦争に翻弄されるひとについて将校を通してみたひとの考え方
と戦争で教え子を亡くした大学教授などがそれぞれの立場で訴えていきます。
聞いているとジィーンと来るものがあります。
誰を責めることもできないのが戦争です。
だからと言って国が決めてしまうと、ひとは巻き込まれていきます。
このようなときにどうあるべきか。

ひとの生は永遠ではありません。
だから、いつ死ぬかも知れません。
そのためにいまできることを必死でやることが大事だと言っていました。

登場人物が生き生きとして演技をしていたことが観客を飽きさせずに
3時間強魅了しました。
途中15分の休憩がありましたがトイレ休憩です。
トイレは15分では対応できていませんでした。
私たちは、15分休憩に昼食をとりました。

演劇が好きになりました。








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